2026 / 08 / 04 BLOG

260723 <ホスピタリティから始める経営71> 「売上ではない。粗利だ。」― 利益を捻り出す究極の中小企業経営

みなさま、おはようございます。
チャレンジ・ユア・リミッツ株式会社の長田です。

先日、ある地方で業界トップクラスの卸売会社様の経営会議に
参加させていただきました。

この会社は事業承継後、
売上は大きく伸びたものの利益が出ず、
借入が増え、資金繰りに苦しむようになりました。

そこで会長が経営の最前線に復帰し、
社員に繰り返し伝えた言葉があります。

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「売上ではない。粗利だ。」
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会長自ら率先垂範し、
会社は事業再生に取り組み、
金融機関の協力も得ながら経営改革を進めました。

その結果、収支は黒字化し、
利益から返済できる体質へと転換。
銀行からの信頼も厚くなり、
10年間で約10億円あった借入金のうち
5億円を返済されたそうです。

私が感銘を受けたのは、
利益を生み出し、借入を返済することへの執念でした。

経営会議では、営業マン一人ひとりの損益計算書を毎月確認します。
売上、粗利、人件費、経費、利益、法人税、返済負担までを見える化し、

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「どうすればこの営業担当者全員を黒字化できるか」
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を徹底的に議論していました。

法人税や借入返済額まで営業担当者ごとに配分し、
利益を管理していることに私は驚きました。

さらに印象的だったのは、
自社の利益だけを考えていないことです。

同業者が廃業すると、
お客様が必要な商品を調達できなくなる。

そこで、同業者が会社傘下で商品も販売できる仕組みを
つくろうとしていました。

お客様のために。
同業者のために。

自社の利益だけを追わない、
その発想こそが、この会社の本当の強さなのだと感じました。

会長は現在、ある病気を患っているそうですが、
笑いながらこうおっしゃいました。
「そんなものになっている暇はない。」

会社を守るという強い使命感が伝わってきました。

会議後の会食では、
会長も幹部社員も冗談を言い合い、
とても明るい雰囲気でした。

利益に厳しい会社だからこそ、人には温かい。
私は、その姿に本当の強さを感じました。

利益とは、社員を守り、
お客様や取引先と共に成長するための土台です。

利益を生み出すことは、
会社を強くするためだけではありません。

社員の雇用を守り、
お客様に価値を提供し、
取引先と共に発展していくためです。

だから私は、
「利益を出すこと」こそ最大の社会貢献の一つだと考えています。

これもまた、
「ホスピタリティから始める経営」
だと思っています。

それでは今日も、良い一日をお過ごしください。