2026 / 07 / 20 BLOG
260703 <ホスピタリティから始める経営70> セレンディピティ 小さな変化に気づき、そこから価値を見いだす力

みなさま、おはようございます。
チャレンジ・ユア・リミッツ株式会社の長田です。
以前ご紹介した「セレンディピティ」について、
語源を教えてほしいという
お問い合わせをいただきました。
今日は、
そのお話も含めてご紹介したいと思います。
少し長くなりますがご勘弁下さい。
私と「セレンディピティ」の出会いは、
Laufeyの『Serendipity』という曲でした。
あまりにも美しい曲だったので、
「Serendipity」という言葉の意味を調べ始めました。
素晴らしい考え方に出会いました。
振り返れば、
それも一つの「セレンディピティ」だったのかもしれません。
「セレンディピティ」は
一般に「偶然の幸運」と訳されます。
しかし私は、
「偶然をチャンスに変える力」
だと考えています。
この言葉は、
1754年にイギリスの作家・政治家ホレス・ウォルポールが、
友人への手紙の中で初めて使ったとされています。
語源は、
古いペルシャの童話『セレンディップの三人の王子』です。
王子たちは旅の途中、
道に残されたわずかな痕跡から、
見てもいないラクダの特徴を次々と言い当てます。
優れた観察力と洞察力によって、
小さな手掛かりから真実を見抜いたのです。
つまり「セレンディピティ」とは、
偶然に幸運が舞い込むことではなく、
===============
小さな変化に気づき、そこから価値を見いだす力
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なのだと思います。
私は営業時代、
そのことを実感した出来事がありました。
ある日、大手鉄鋼メーカーのケミカル部門から
包装資材の引き合いをいただきました。
普通なら見積書を提出して終わりです。
しかし私は、「電池材料部」という部署名が気になりました。
「何に使われるのですか?」
と尋ねると、
携帯電話用リチウムイオン電池の材料で、
お客様はソニーだということでした。
私は直感しました。
「これは大きな市場になる。」
その後、他の材料メーカーにも積極的に営業を行い、
社内にサポートチームをつくって対応しました。
市場は携帯電話からスマートフォンへ、
さらに電気自動車へと大きく成長し、
最終的にはテスラ向けの仕事にもつながりました。
やがて会社の大きな柱となる事業へ育っていったのです。
振り返れば、
私にはこのような出来事が何度もありました。
あの時は偶然だと思っていましたが、
今思えば、それもセレンディピティだったのかもしれません。
その幸運は偶然待っていて訪れたものではありません。
目の前の仕事に真剣に向き合い、
小さな変化に気づき、
好奇心を持って、
一歩踏み出したからこそ
生まれたチャンスだったのだと思います。
経営も同じです。
市場やお客様の小さな変化に気づき、
そこに新しい価値を見いだし、
勇気を持って一歩踏み出した会社だけが、
新しい成長のチャンスをつかむことができます。
私は、これからもそんな「セレンディピティ」を
大切にしていきたいと思っています。
これもまた、
「ホスピタリティから始める経営」
だと思っています。
それでは今日も、良い一日をお過ごしください。
