2026 / 06 / 29 BLOG

260626 <ホスピタリティから始める経営68> ファミリービジネスの危うさと難しさ

みなさま、おはようございます。
チャレンジ・ユア・リミッツ株式会社の長田です。

先週、日本ファミリービジネスアドバイザー協会(FBAA)の
横浜フェスタ2026が開催されました。

横浜を代表する老舗企業の経営者の方々による講演があり、
大変学びの多い時間となりました。

その中でも特に印象に残ったのが、
創業1881年の株式会社大川印刷、大川哲郎社長のお話です。

大川社長はファミリービジネスの難しさについて、
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「最良の理解者であり、最大の敵は母であり前社長である」
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と語られました。

また、
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「やさしさ」と「甘さ」は違う。
本当の優しさは厳しさの裏にある。
甘さの裏には何もない。
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という言葉も非常に印象的でした。

ファミリービジネスでは、
親は子供に会社を継いでもらいたいと思います。
だからこそ厳しいことが言えなくなる。

会社の使命や価値観を教えるべき場面でも、
「かわいそうだから」
「そのうち分かるだろう」
と見過ごしてしまうことがあります。

その結果、
後継者が会社の使命を十分理解しないまま経営を担い、
事業承継がうまくいかなくなることがあります。

私は、
これは子供が悪いのではなく、
親の無自覚によって起こることも多いと思っています。

先日、私の著書『経営危機を絶対に乗り越える!事業再生の極意』を
読まれた東北の会社の社長様からご連絡をいただきました。

息子に会社を継がせたものの、
新規事業への投資によって利益が出なくなり、
会社は瀕死の状態になったそうです。
最終的には社長ご自身が現場へ戻り、
5年をかけて会社を再生されました。

そして、
「先生の本と同じことをやりました」
とおっしゃってくださいました。
私は心の中で大きな拍手を送りました。

私が思うに、
事業承継で本当に大切なのは、
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子供に継いでもらうことではなく、
会社の使命を継承してもらうこと
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です。

会社は親のものでも、子供のものでもありません。
社員やお客様、取引先の皆さまによって
支えられている社会的な存在です。

だからこそ、
本当の優しさとは子供に自由を与えることではなく、
使命を託せる人材に育てることなのかもしれません。

事業承継とは、
財産を引き継ぐことではなく、
使命を引き継ぐことなのだと思います。

これもまた、
「ホスピタリティから始める経営」
だと思っています。

それでは今日も、良い一日をお過ごしください。