2026 / 06 / 23 BLOG
260619 <ホスピタリティから始める経営67> セレンディピティ 偶然をチャンスに変える力

みなさま、おはようございます。
チャレンジ・ユア・リミッツ株式会社の長田です。
今日は大切な話なので長くなりますがご容赦ください。
私は人生を振り返ると、
不思議なことに「これをやりたい」と強く思ったことが、
その後の人生の大きな転機になっています。
最初の大きな転機は、
フォーシーズンズホテルでコンシェルジュに出会ったことでした。
当時の日本では、
コンシェルジュという職業を知る人はほとんどいませんでした。
しかし私は、
コンシェルジュの「ノーと言わないサービス」という考え方に
強い衝撃を受けました。
「これはすごい」
そう感じた瞬間から、
私はコンシェルジュになりたいと思うようになりました。
どうすればコンシェルジュになれるのかを毎日考え、
会う人にコンシェルジュの話をしていました。
すると、フォーシーズンズホテル椿山荘東京の開業準備室で、
フォーシーズンズ本社から来日していたGMのWilliam Mackayから、
「コンシェルジュの責任者になってほしい」
と言われたのです。
こうして私はチーフコンシェルジュとして
ホテル開業に参画することになりました。
その後、ロサンゼルスから来日した
コンシェルジュの指導者アイリーン・アン・アローナとの出会いがありました。
彼女から世界のコンシェルジュ組織であるLes Clefs d’Orの話を聞き、
「日本支部を作ってみないか」と声をかけられました。
こうしてレ・クレドール・シンガポール・ジャパンブランチの立ち上げに関わることになりました。
さらに、The Westin Tokyoの開業にもチーフコンシェルジュとして参画しました。
レ・クレドールの世界大会では、
アメリカのコンサルティング・コンシェルジュである
ホリー・スティールに出会いました。
彼女から著書『Ultimate Services』をいただき、
「この本を日本で紹介したい」と強く思いました。
許可をいただき出版社を探していたところ、
ウェスティンホテル東京のロビーで偶然、日経新聞の方と出会いました。
翻訳出版の話をしたことがきっかけとなり、
最終的に日経BPから
『究極のサービス コンシェルジュのすべて』を翻訳出版することができました。
振り返れば偶然の連続です。
しかし、その偶然を引き寄せたのは、
「コンシェルジュになりたい」
という強い想いだったように思います。
微生物学者パスツールは、
「幸運は準備された心にのみ宿る」
という言葉を残しています。
また脳科学者の中野信子さんは、
このような現象を「セレンディピティ」と呼んでいます。
偶然の出来事や出会いを、
人生を変える価値ある機会へと変える力です。
私自身、その後も
中小企業の社長になりたいと思い社長になり、
最高益を出すと公言して、
結果を出す。
事業再生の仕事がしたいと思い今の仕事をしています。
業績不振の会社を絶対再生させると公言して、
結果を出す。
特別なことをしてきたわけではありません。
気に入ったこと、
面白いと思ったこと、
やりたいと思ったことに対して、
自然に、そして集中して取り組んできただけです。
人生を変える出会いは、
案外すぐ近くにあります。
その出会いに気づけるかどうか。
そして、そのチャンスを掴む準備ができているかどうか。
それが人生を大きく変える分岐点になるのだと思います。
