2026 / 03 / 05 BLOG

20260305 <長田通信36> 値上げができない会社は、なぜ弱っていくのか

みなさま、おはようございます。
チャレンジ・ユア・リミッツの長田です。

日本銀行や金融機関の予測では、
2026年の日本のインフレ率は
1.6%〜2.0%程度と言われています。

今日は、
インフレ下での経営について
少し考えてみたいと思います。

インフレの環境で、
値上げができない会社はどうなるでしょうか。

原価は上がります。
すると粗利は縮小します。
さらに、
人件費やエネルギーコストなどの
経費も上昇します。
つまり、
粗利は減り、利益も減る。

この状態が
5年、10年と続けば、
会社の財務体質は確実に弱っていきます。

では、
なぜ値上げができないのでしょうか。
理由は二つあります。

一つは、
長いデフレの中で
値下げ競争の癖が抜けていないこと。

もう一つは、
他社に仕事を奪われる恐怖です。

しかし、
環境はすでに変わっています。
原材料費
人件費
エネルギーコスト
すべてが上昇しています。

この環境で
値上げができない会社に
未来はありません。

では、
値上げをしないリスクは何でしょうか。

それは、
供給が不安定になることです。

利益が出なければ
商品・サービスを
継続して提供することができません。

結果として、
お客様は
商品やサービスを
受けられなくなる可能性があります。

では、
値上げをお客様に受け入れていただくには
どうすれば良いのでしょうか。

答えはシンプルです。

背景と理由を丁寧に説明すること。
理解と納得の上で
価格を見直すことです。

値上げには
大きなメリットもあります。
・商品・サービスの安定供給が続く
・急激な値上げを避けられる

つまり、
価格改定は
お客様のためでもあり、
自社のためでもあるのです。

私の前職の会社では、
2011年の東日本大震災の頃から
原材料費の上昇が始まりました。

そこで私たちは、
積極的に値上げを行いました。

しかも、
単なる原価転嫁ではありません。
原材料の値上げ以上に価格を上げ、
粗利を増やすことに
徹底して取り組みました。

それを15年間続けています。

2011年以前と
現在の数字を比較すると、
経営数字は劇的に改善しています。

インフレを予見し、
価格戦略を取った結果です。

一方で、
値上げができなかった同業他社は
倒れていきました。

そして
困ったお客様は
私たちのところに
支援を求めて来ました。

その結果、
むしろ大幅な値上げになってしまいました。

私はこう考えています。

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原材料が上がったら、
それ以上に価格を上げる。
それが
お客様のためでもあり、
自社のためでもあるのです。
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どうぞ、
良い一日をお過ごしください。