2026 / 02 / 04 BLOG
2026/1/15 <長田通信19> 捨ててはいけない成功体験とは何か

みなさま、おはようございます。
長田です。
最近、
「成功体験をどう捨てるのか」
という話を書きました。
では、
捨ててはいけない成功体験とは何なのか。
今日は、
そのことについて書いてみたいと思います。
成功体験という言葉には、
少し危うさがあります。
「昔はこれでうまくいった」
「自分がやったから成功した」
「このやり方が正解だ」
こうした成功体験は、
時代や環境が変わると、
簡単に足かせになります。
実際、
事業再生の現場では、
過去の成功体験に縛られて
判断を誤るケースを
何度も見てきました。
では、
すべての成功体験を
捨てるべきなのでしょうか。
私は、
そうではないと思っています。
捨ててはいけない成功体験も、
確かに存在します。
それは、
再現性のある形にまで
昇華された成功体験です。
具体的には、
・なぜうまくいったのかを言語化できている
・他人がやっても再現できる形になっている
・やり方ではなく、考え方として残っている
こうした成功体験は、
時代が変わっても使えます。
私自身の経験で言えば、
「ホスピタリティは数字に変わる」
という確信です。
これは、
ホテルの現場でも、
包装資材の営業でも、
中小企業の経営でも、
事業再生の現場でも、
一貫して通用してきました。
業界や規模が変わっても、
人にどう向き合うか、
顧客にどう価値を届けるか、
という本質は変わりません。
これは、
捨ててはいけない成功体験だと
思っています。
もう一つは、
「先回りして仕組みをつくる」
という姿勢です。
在庫を持つ。
バックアップを用意する。
想定外を想定する。
やり方は変わっても、
この考え方自体は、
今も変わらず有効です。
そしてもう一つ、
とても大切なのが、
数字から逃げない姿勢です。
無理な取引は断る。
粗利を見る。
線を引く。
これはノウハウというより、
経営者としての覚悟に近いものです。
結局のところ、
捨ててはいけない成功体験とは、
「自分がいなくても回る形にまで
落とし込めた成功体験」
なのだと思います。
数字や肩書は捨ててもいい。
やり方も捨てていい。
けれど、
・考え方
・判断基準
・人への向き合い方
これが残っていれば、
人は何度でも立て直せます。
成功体験を捨てる、
というのは、
すべてを否定することではありません。
形を捨てて、本質を残す。
それができたとき、
成功体験は
「罠」ではなく、
次の再生の土台になるのだと
私は思っています。
今日も、
良い一日をお過ごしください。
