2024 / 04 / 07 BLOG
ブログ「いきなり30億の会社のオーナー社長になったら」の連載のお知らせ
このブログでは中小企業の経営者の経営に対する理解が進み、気持ちがほぐれるように、成功の為の「問い」と「経験」を書いていきたいと思います。社長業は特に自分で考え決断しなければなりません。「問い」は考える事を促します。「経験」を参考にしてください。基本毎月曜日に更新していくつもりですので会社の経営の参考になれば幸いです。
私は、祖父が昭和11年に作った会社、その後叔父が大きくした会社、オーナーではありませんが社長をしていました。売上高は約30億円で、創業以来70年以上に渡り赤字を出した事のない会社です。
私が社長になったのは2013年でした。東日本大震災の後で景気が低迷している時期でした。叔父の体調が悪くなり一線から離れ会長になり私が社長になりました。叔父からの引き継ぎは「利益を減らさなければ何をやっても良い」と言う事だけでした。一番のプレッシャーはこれまで業績が良かったので数字を落とせない、そして、社員全員が部下になる訳で誰にも相談できない、社員は自分をどう見ているだろうか、このような状況に苦しみました。会社の仕切りを任せてもらえた準備期間が3年あったので何とかなりましたが、周囲の目を気にする悶々として日々を送りました。2020年の東京オリンピックが決まり、景気が上向きになり、任期中3年連続の増収増益を達成することが出来ました。その頃の私は「どうやったら会社を成長させることができるだろう?」しか考えていませんでした。自分で会社を動かしている自信を実感していました。
いきなり準備もなく社長をやらざるおえない状況の方は本当に大変だと思います。数字を落とせない、社員に相談できない、周りの目が気になる、孤立して追い込まれます。中小企業の経営は、社長の采配による業績のアップダウンが大きいので、業績が良ければ本当に楽しいし、悪いと本当に苦しいです。社員とは天と地の違いがあります。
私は、2020年、社長を退任し、今は中小企業で業績に困っている会社向けにV字回復コンサルティングをしています。
経営をしていると苦しい事だらけです。いつも思うのは「夜明け前が一番暗い」と言う事です。良い方向に進んで行けばいつか明るい夜明けが来ます。
また、経営者の持って行き場の無い問題、課題を解決する「経営者問題解決ワークショップ」を企画しています。「経営者相談」もやる予定です。誰にも相談できない経営者の問題を話し合い解決に導きましょう。後日詳細はアップ致します。