2023 / 06 / 11 BLOG

LINE株式会社を成長させたシンプルなイノベーション

8日(金)に羽田空港の羽田未来総合研究所の集まりに参加させてもらいました。
その中で、LINE株式会社の社長をされていた森川亮氏のイノベーションの話を聞く事ができました。LINEも最初は眉唾だったのですが今やビジネスにもプライベートにも欠かせたいインフラになっています。そのLINEをどうやって育てか興味がありました。

森川氏の話はとてもシンプルでした。
「ユーザーが感じている「目の前」のニーズにしっかり応えることに集中する。それが企業の社会的責任でもあるし、ビジネスの成功確率を高める方法でもある。むしろ、それを愚直にやり続けることでイノベーションにたどり着くのだ、と。」

これはテクノロジーだけの話ではなく、小売業、卸業、製造業、飲食業、建築業、ホテル業、すべてのビジネスに言えることだと思いました。「お客様の話を聴こう」、「お客様の便利を実現しよう」、「お客様に喜んでもらおう」と言う事だと思います。

フォーシーズンズホテルの創生は自分たちのターゲットとしている上位3%のトラベラーが喜んでくれるサービスを徹底的に研究しホテルをつくりました。それが今のフォーシーズンホテルです。またワシントンホテルの創生も日本のサラリーマンが出張する時に喜んでもらえるものとして研究したホテルです。

包装資材の製造販売のファミリービジネスではお客様にいかに喜んで買って頂けるかに腐心しました。日本流の営業力の強化です。販売先も増え、業績を上げる事ができました。またお手伝いした福祉サービスの会社でも利用者の方々に喜んでもらう、行政の方々に喜んでもらうような会社のメンタルセットをつくる仕事をしました。事業所も増え、業績を上げる事ができました。

今業績不振に陥っている中小企業を見ているとそう言う努力が足りないように思います。「商品、サービスを提供してやっている」、「昔の恩義があるから切れる訳がない」のような思考に陥っています。業績は急降下です。
逆に中小企業のブレイクスルーはイノベーションから始まります。「お客様は何に困っているか?」、「お客様は何をしたいのか?」を整理して実務に繋げる事で、新しいことも始まりますし、既存のサービス、商品が蘇ります。業績は浮上します。

そう言うことを考えてみたい方はぜひご相談ください。